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全国高校野球 甲子園大会
『駒大苫小牧高校 VS 早稲田実業高校』

まさに歴史に残る名勝負をあますところなく楽しむことができました。
ここまで熱くなったのは、松坂大輔が横浜高校で優勝した大会以来ですね。

しかし、あの時一番盛り上がった『横浜高校 VS PL』の試合は決勝戦ではなく、たしか準決勝。
「事実上の決勝戦」ではあったわけですが、実際の決勝は横浜高校の圧勝で幕を閉じた記憶があります(もう相手がどこかは覚えてませんが)。

松坂と横浜高校の活躍は『NHK特集』でもピックアップされ、良質のドキュメンタリーとして高い評価を得ました。
「横浜がPLバッテリーのクセを見抜いて、上重投手(現:日テレアナウンサー)の球種を見極めていた」というくだりは、不断の努力と一瞬の判断力とが織り成すスポーツの醍醐味を十分に感じさせてくれました。

なぜこんな話を長々書くのかというと、両チームの、とくに斎藤・田中両投手の心理状態を交えたドキュメンタリーが今から待ち遠しいからです。

決勝戦という大舞台で、極限まで研ぎ澄まされた球児たちの感覚。
そのとき、彼らの身体に、心に何が起きていたのか?
何が彼らを支えていたのか?

・・・・・・僕はそれが知りたいのです。


余談ではありますが、実は僕の父は北海道内の某高校を率いて2度、夏の甲子園に出場しています。でもって、僕の弟も某高校で夏の甲子園に出場経験があります。
が、父も弟も全て初戦敗退。
「甲子園に至る道の険しさ」と「甲子園で勝つことの難しさ」はそれなりにしっているつもりです。

北海道民としては、駒大3連覇ならずというのは確かに残念。
しかし、3年連続で決勝戦に駒を進め、延長引き分け再試合という歴史と記憶に残る名勝負を見せてくれたことは、大いなる誇りでもあります。

この先何年経とうとも、夏の甲子園のシーズンが来るたびに僕は必ず
「あのときの決勝戦、生放送で見れて幸せだったなあ」
と思い出すことでしょう。

注文したラーメンが来るまで、食堂のTVをちらちら眺めながら。
日曜日に家族を乗せた車の中で、ラジオを聞きながら。
・・・記憶の片隅に残っている、父と弟のユニフォーム姿を思い浮かべながら。











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全国高校野球 甲子園大会
『駒大苫小牧VS青森山田高校』

いやー、笑った笑った!
・・・・・・と同時にかなーり心動かされましたけどね。

地元・北海道のチームとあって、僕の会社では朝から仕事そっちのけで某局の応援実況でTV観戦。
2-7くらいになったときは社内の空気がまったりモードになりましたが、追い上げがはじまると次第にヒートアップ!
ついには10時から予定されていた会議を11時からにずらしての観戦となりました。

野球は「筋書きのないドラマ」などとよくいいますが、最近、ドラマのある野球をあまり見ていなかった気がします。
話題性の高い大舞台でこれだけのドラマを演じるとはさすが千両役者!

最後まであきらめないひたむきさ。
この一途な思いがドラマを生み、見るものの心をうつのです。
・・・・・・どこかのプロ・チームは見習ってほしいものですね
(^^;

「WBA世界ライトフライ級王座決定戦」

『浪花節』という言葉が聞かれなくなった昨今だが、
それは日本から消えたわけではなかった。
やはり僕らのDNAには脈々と受け継がれているものがあるのだ。

ビデオ映像でしか知らない、高度経済成長期の日本。
誰もが生きることにがむしゃらだった、濃密な時代・・・・・・。
そんな時代から、彼らはタイムスリップしてきたのだろうか?
『プロジェ○トX』にでも出てきそうな親子のピュアな絆が
ストレートに見るものの心を打つ。
今夜、久々に「20世紀日本」の香りを嗅いだ気がする。

虚勢を張りつづけていた、ヒーロー候補生が
倒れ、傷つき、泥臭くしがみつきながら掴んだ栄冠。
その後にはパフォーマンスを超えた魂のほとばしりがあった。

「オヤジのボクシングが世界に通じることを証明できた」

男はとめどなく零れ落ちる涙をバンテージで拭いながら言った。

「このベルトはオヤジにプレゼントする」

日本人なら、ここで泣かずにどこで泣けというのか!?
テレビというメディアを通じて何百万、何千万という人間が
同じ感情を共有した瞬間である。
昭和期を支えたテレビメディアの力の真骨頂。

テレビマン冥利に尽きる
至福の瞬間を味わうことのできたスタッフがうらやましい。

こんな出来事がまだ起きるのなら、
日本だって捨てたもんじゃないし、
テレビだって、無くなりはしない。

迷走の時代だからこそ、原点回帰。
努力と根性、義理と人情が日本人の胸を打つ。

いい夢見せてもらったぜ!







『ワールドカップサッカー 決勝戦』
(フジ系列 7月10日(月)午前2時~)

今日に限って3時からだったんだね、試合。
前半ちょっと見そびれてしまいました。

しかし、最大のドラマは延長戦後半に待ち受けていました。
今大会で現役引退を表明していたジダン、
まさかの一発レッド・・・・・・。

インプレー中のいざこざならともかく、
あれでは退場もやむなしでしょう。

しかし
「このあといったいどうなるんだ!?」という
ハラハラドキドキ感は存分に味わわせていただきました。

僕がサッカーを見つづけた理由。
それはこの『ライブ感』だったように思います。
テレビというメディアを通じて
世界とつながっているというリアル感を感じたかった。

もちろん生であればなんでもいいということではありません。
世界を動かすほどの一大事に、
傍観者としてではありますが自分も立ち会っている・・・・・・。

これってスゴクないですか!?

この思いは、あとからニュースでみた試合結果では
決して感じることの出来ない思いです。


川口のスーパーセーブ。中田の涙。
ベッカムの敗退。カーンの雄姿。
・・・・・・そして、ジダンの退場。

これらはすべて僕の体の中に、生き続けるでしょう。
同じ時代を生きたことの証しとして。

ありがとう。さようなら。
『ワールドカップサッカー2006』





『ワールドカップサッカー 三位四位決定戦』
(NHK 7月9日(日)午前4時~)

眠くて眠くて、最後まで観戦できるかどうか危ぶまれる中、
前大会のMVP、オリバー・カーンが登場。
ちょっとテンションアップ。
年齢的にいって、今大会が最後のW杯でしょう。

前半はそのカーンの卒の無い守りもあって0:0。

・・・・・・またもや眠気が・・・・・・
と思っていた矢先、均衡を切り裂いたのは
シュバインシュタイガーのミドル!
湧き上がる歓声!

いいねえ。ああ、ゲルマンゲルマン。
・・・・・・その後しばし、意識を失う。

なにか予感めいたものがあって目を覚ますと
またもやシュバインシュタイガー!
2点目か、と思ったらなんと3点目。
2点目はいつのまに入っていたのやら、記憶が無い。

いかんいかんと気を取り直して、最後まで。
フィーゴ⇒ヌーノ・ゴメスの超美麗クロス&ヘッドは
生で堪能できました。

しかし、こうしてみると
当事国じゃなくても観戦できる試合はスゴイ!と改めて思う。

さてさて、あなたが見たかったのは
「ワールドカップ・サッカー」ですか?
それとも「ジーコ・ジャパン」ですか?
あるいはハナからどちらも興味なし、でしたか?

あなたを突き動かしたのは
「好奇心」でしたか?
それとも「愛国心」でしたか?
あるいはそんなものに背を向ける「反抗心」でしたか?

そろそろ答えがでているころでしょうかね。

僕?
うーん、僕の答えは決勝戦を見た後で!!













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