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神の雫とは1ミリも関係のない京極夏彦の京極堂シリーズです。
ずいぶん前に買ってたんですが読んでなくて、ふと思いついて読みました。
肝心の京極堂の謎解きは微妙でしたが、流石のボリューム感!
お腹いっぱいになりました(笑)。
この構成力は天下一品ですね。

しかし、あまりのコッテリさ故にヒトに薦められないのが残念です(爆)
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去年テレビドラマでやってたから気になっていたんだけど、なんだか続けてみることができませんでした。

原作はどんな出来だったのだろうと手を伸ばしました。
結論から言うと、読み物として面白い!

東野圭吾、いい仕事してますね~。

ドラマのキャスティングをなんとなく思い起こしながら、ストーリーを追っていきましたが、ほとんど違和感を感じずに読み終えることが出来ました。

してみると、あのドラマでのキャスティングも、なかなかうまいことはまっていたということなんでしょうか。

東野圭吾の作品が安心して読めるのは伏線の張り方が緻密であること、ストーリー展開に矛盾がないこと、キャラクターに一貫性があること・・・・・・といった理由があるようにおもいますが、これらは本を書き始める前の構想段階で結末までしっかり段取りをつけてから書き始めているからではないでしょうか。

とうてい行き当たりばったりで書いてたどり着ける境地ではありません。
まあ、この作品が歴史に残る一作という意味でいっているわけではありませんが、当世を代表する「プロの作家」としての、堅実な仕事振りに敬意を表します。

函館にある妻の実家に里帰り中。妻の実家は本屋なので、来ると集中的に本を読む。

「冬の喝采」は北海道出身の中距離走選手・金山が早稲田大学に入学し、箱根駅伝に挑んだ記憶を過去の練習記録から呼び覚ますようなスタイルで語る自伝的な小説。

主人公のプロフィールと作者のプロフィールが合致することや、当事者でなければ語ることのできないレース中の克明な心理描写などがリアリティを感じさせる。

瀬古利彦という稀代の天才ランナーと、中村清監督という怪物が築いた時代を語りながら、頂点に上り詰めることのできなかった箱根駅伝ランナーの悲喜こもごもを描いた力作でした。

実は今朝、読み終えた直後に実際に箱根駅伝の生放送を見ました。
日大のダニエルが二区で20人抜きの新記録を打ち立てる瞬間を目の当たりにしたわけですが、この本を読み終えたばかりだっただけに感動も五割り増しで味わうことができました。

本を読むにもタイミングって、あるもんですね!
佐々木譲氏のこの傑作ミステリーがテレ朝でスペシャルドラマとして放送されるそうです。
テレ朝の英断に、まずは拍手!
踊る大捜査線がちゃんちゃらおかしくなるほどの本格警察小説です。
佐々木譲さんの作品は『ベルリン飛行指令』から始まる三部作が素晴らしかったですが、今作の親子三代に渡る大河小説的な壮大なプロットも流石です。
佐々木さんご自身が北海道で執筆活動を続けているせいもあるのでしょうが、北海道大学を舞台にした話や、北海道警察の捜査報償費問題を描いた部分などが強烈なインパクトを醸し出していました。
こうした骨太な題材がドラマではどう描かれるのか、いまから楽しみです!
ウチの奥さんが買ってきたので読みました。

映画が気になっていたので、いこうかどうしようか、読み終わってから判断をしようと思ったんですが、決めました。

映画は絶対見に行きません(爆)
原作のクォリティを超えられるわけが無い!

昨今の日本映画にありがちな現象ですが、客寄せパンダ的に美男美女のキャストのみを取り揃えるのはもうそろそろやめにしてほしい。

日本の映画ファンをバカにしていると思う。

あと、ご都合主義の男女配役入れ替え。


日本の映画をダメにしているものがなんなのかをちゃんと考えてほしい。


あ、原作はオススメです。
傑作ミステリーなので内容には一切触れません。あしからず。


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