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『ダンドリ。』第1回
(フジ系 7月11日(火)21時~)



まるでマニュアルでもあるかのようなお定まりのシュチュエーション。
お色気で視聴率をとろうという姑息な戦略。
たいして演技もできないのに、お涙頂戴ですか。へぇ~!

・・・・・・だけど、だけどね。
ぼかぁ、そんなお涙頂戴が、実は大好きなんだあーーー!

ちうわけで、一言でいってしまえば
『ウォーターボーイズ』のチアリーディング版。
そんだけの話なんだけど、
こういう青春ものは王道でいいじゃないですか。

ぶっちゃけ加藤ローサの巫女さん姿、萌え~~!

・・・・・・はっ。
いやいや、そういう人もいるだろうって話ですよ。
ええ、あくまでも一般論としてね。

クラシカルなものが廃れずに残るのには、
理由があるのです。
王道に小細工は不要。
親子で安心して楽しめる爽やか青春ドラマです!
普通の感性の持ち主なら、安心して泣けるでしょう。
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『サプリ』
(フジ系 7月10日(月)21時~)

伊東美咲主演の月9ドラマ。
CMプランナーというギョーカイを舞台に活躍する
若手クリエイターが伊東の役どころ。
相手役はカトゥーン・亀梨。
佐藤浩一、瑛太などどこかでみたような顔が脇を固める。

仕事のために仮面をかぶり、自分をさらせないエリート女が
荒削りだが自分に正直な若い男とぶつかり合っていくうちに
「ほんとうの自分」を取り戻していく・・・・・・
・・・・・・ま、そんなところでしょうか?

でもねえ、なんかしっくりこない。
伊東美咲は『危険なアネキ』だったっけ?
あんな風に純朴でバカだけど、明るい役はどうにかなるけど
今回の役は正直、荷が重いようだ。

自制心で抑えつけた感情のほころびを亀梨に突かれ、
一瞬マジギレしかかるが、はっと我に返る。
そのことを悟られないように、取り繕う。

↑脚本上はこんなシーンがいくつかあるんだけど、
演技に抑揚がないからシーンが流れてしまう。
松嶋奈々子や竹内結子なら、
あざといくらいにやるから鼻につく感もあるけど、
伊東の場合は演技が追いついていないのか、
理解できていないのか・・・・・・。

この辺をリカバリーできないと女優としては致命的かも。
場数の問題もあるけど、やはり感性が問われるかな。

あと、ギョウカイのシーンがバブル期みたいな古さで
こちらも気持ち悪い。

期限に間に合わせて「よっしゃぁ~!」みたいなノリ、
一時期のホイチョイっぽいけど、
きょうび、クリエイターの世界も
もうちょっとドライじゃないですか?

こういうのを時代が求めているのかどうか。
視聴率をチェックしときます。
僕がオッサンになっただけなのかも知れないからね(爆














『マイ☆ボス・マイ☆ヒーロー』第一話
(日テレ系列 7月8日(土)21時~)

同じ日テレ系列ですが、『CAとお呼び!』とはエライ違いです。
単純に、面白い。

まず、ターゲットがはっきりしています。

舞台が高校>中・高生&その親向け
かつ、主人公が27歳の極道>20代~30代&ヤンキー系のみなさん
長瀬智也主演>10~30代の女性

キャスティングのバランスも
主演に長瀬を置いたためにほかのメンバーを抑え目にする知能犯!?
脇をしっかり固めるベテラン陣を配置し、
逆にクラスメートは無名の若手でフレッシュ感をアピール。

脚本にもキレがあり、
バカバカしいけど共感して泣けるというコメディーの王道です。

主人公が一年間という期間限定の高校生活を通じて
人との関わりや思いやり、学ぶことの喜びを得て
人間的に成長していく過程を見れそうな期待感があります。
これに恋バナなんかが絡んでくれば、満貫確定です(笑)

つまり
「何を見せたいのかがよくわかる」ということです。

第1話をみて一番の印象は
「長瀬がいい!」

自分なりに役どころを消化しようと、
まじめにとりくんでいるのが画面上から伝わってきます。
クラスメート役の無名若手たちも
そんな長瀬にひっぱられて早くも輝きだしています。

共演者の輝きを引き出せる主役は「一流の役者」といっていいでしょう。
見始めたばかりのいまから最終回ボロ泣きの予感です!!













『CAとお呼び!』第1話
(日本テレビ系列 7月5日(水) 10時30分~)

久々に最低なドラマを見ました。
きのうのフジのドラマとは対照的。
誰に何を見せたいのか、さっぱりわからない。
ターゲットは男なのか、女なのか。
20代なのか、30代なのか。・・・・・・なんだろーなあ。

そもそも原作のマンガ(スピリッツ掲載)もさして面白くないのに、
盛りの過ぎた観月ありさのイタイタしいスッチー話なんて
誰が喜んでみるのでしょうか?
しかも、ストーリーはあきれるほどに現実離れ。

これならこないだまでやってた上戸あや主演の
「青春・ど根性スッチーもの」の方がまだマシ!
僕は上戸あやはあまり好きではないのですが、
彼女が今、「旬」であることは否定しません。

「CAとお呼び!」は
全編を通じて『共感できない勘違い』のオンパレード。
脚本も学校祭の演劇なみ。
残念ながら生理的に受けつけません。
来週はもう見ないでしょう。
『結婚できない男』第一話
(フジ系列 7月4日(火)22時~)

阿部寛主演のコメディータッチドラマ。
7月に入り新ドラマがスタートする中で、注目の一作。
阿部ちゃん、結構好きなんです。
映画の『奇談』も見たっす(笑)

さて、フジのドラマの上手いところは
視聴者のニーズをはずさないところ!
マーケティング調査をちゃんとしてるんでしょうかね。

今回の話は
『結婚できない男』と銘打ってはいますが、
視聴者としてのターゲットは30~40代の男女。
『結婚できない女』だと、
視聴者がひいてしまうところを、
阿部ちゃん演ずる主人公をこき下ろすことによって
うまくフォローしている作り。

アクの強いエリートだけど、根はお人よし。
なにかとキレて反感を買うが、実は寂しがり屋。
いうなればスティーブ・マーティンの役どころだ。

登場人物らが出現する場所は職場をのぞけば
パチンコ店、レンタルビデオショップ、
コンビニ・・・・・・と味気ないことこの上ない。
が、独りぼっちの暇つぶしをどうするかと考えてみると
これ以上ないほどリアルだ。

オトナ向けの少女マンガを
ピリッとスパイシーな味付けで料理しきれるか。
来週も見てみたい。


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