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TV大好き。映画大好き。ゲーム大好き。
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『たったひとつの恋』
(日テレ系 土曜夜9時~)

うーん、なんだろう?この釈然としない気持ち。
違和感、としかいえない微妙な空気が漂い始めた気が。
出演者は悪くない・・・・・・。
むしろ、気合十分で頑張っているようにみえるんだけど、どうにも気持ちがわるいんだなあ。

・・・・・・というわけで、この先ちょっぴり北川脚本について物申します(爆)
ファンの方がいたら、気分を害するおそれがありますのでご注意ください!


さて、警告を終えたところで何から書き始めましょうか?
(^^;
全体的にいえることは「登場人物の人格が分裂気味」でキモイってことですかね。

例えばヒロト。
ナオが襲われたことに逆上して、ヤマシタのところにひとりカチコミをかけるあたりはかなりヤンキー臭く、カッとなると後先考えずに行動する危うさを見せているのに、ナオの兄が自宅に来たときには挑発に全く動じないほど落ち着いている――。

例えばコウ。
好きな女の子に花を渡すこともできないくらいシャイなのに、仕事着のまま、軽トラで女子大前で待ち伏せ――。
「恋は盲目」といってしまえばそれまでですが、メーターの振れ幅がずいぶん大きいな、という感じ。

悪役のヤマシタにも不満。ナオを狙うなら、
①人通りの少ないところを見計らってまず拉致る。
②ヒロトに金を貸してるとかいって、ひそかにタカる。
③ここに書けないヒドいことをして、写真を撮る。
・・・・・・③はいろんな都合で無理として②まではやりそうなもんですけどね~。

で、ヒロトが雀荘に来たときのヤマシタ。
①隙を見て携帯で仲間を呼びつける。
②ヒロトにナイフを握られたあと、どてっぱらに蹴り!
③倒れたところをボコボコに蹴りまくる。
・・・・・・③はいろんな都合で無理として②まではやりそうなもんですけどね~。
あと、「殺すぞ」といわれて「わかった」はヘタレすぎ。
せめて「・・・・・・バカじゃねーの?オメー」くらいの捨て台詞は残してほしい。

で、現場に駆けつけた兄の反応。妹が心配なら、
①警察に通報。
②しばらく兄が学校の送り迎えを車で。
③そもそもしばらく妹を家から出さない。
・・・・・・③はストーリーが進まないから、しょうがないとして、②まではやりそうなもんですけどね~。

これまでの北川氏の実績を考えると、ちょっと練りこみがたりないというか、クオリティが低いなというのが正直な感想。

で、こっからはもしかして、って話しですが今回の話はジャ〇ーズが2人ほど絡んでますよね?
いろいろ横槍いれられてるんじゃないですかね。
あれはダメ、これはダメと言われているうちに当初プランからズレてしまっているという可能性はあります。

今回は「貧困」というテーマを取り扱っているだけに制約が厳しそうな気もするし。
(その割にはタバコがまたでてきたけど)

僕的にはぶっちゃけ、今後のストーリー展開には期待しすぎないようにするつもりです。
・・・・・・現在、下記のフラグがたっているし。

・ナオの病気再発
・従業員が工場の金持ち逃げ
・ヤマシタがナオとヒロトに復讐
・アユタがいいヤツすぎて身代わりに刺される
・ヒロトが「誰か、助けてくださーい!」と叫ぶ

さすがに最後のはないでしょうが、案外、この物語自体が全て、いまわのきわのヒロトの回想だった・・・・・・なんて大落ちがかまされる可能性もあります。

あまりのめりこまずに、適度な距離をおきつつ鑑賞します
(><)







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いろいろかけるものをかいときます!?


「のだめカンタービレ」第3話~第5話

「Sオケ対Aオケ」「Sオケ仮装」「シュトレーゼマン・千明コラボ」と原作前半のヤマ場が終了。
ここまで卒なく、というより見事に原作のテイストが再現されてきました。
これは素直に賞賛すべきでしょう。

やや力みすぎの感のある千明=玉木の指揮っぷりよりも、クセモノ臭ムンムンの竹中=シュトレーゼマンの指揮のほうがサマになっているように見えます。

オケも素敵に馴染んでますが、第3話(だったかな?)で千明が指揮をしていて音楽に酔うところはちょっと微妙。
上手過ぎる人たちはあの感覚が表現できないのかしらん?

自分のパートの楽譜だけ見て指揮を見ないと、ハーモニーにならないので音やテンポに狂いが出て、やってる側はわからないけど傍で聞いてると気持ち悪いっ、ちうヤツですよね。

どんな曲でも練習し始めの時期にありがちな出来事ですが、下手なオケほど悲惨になるでしょうね~。
僕は合唱畑なので、パートは多くても8(まれに16)。
オケだとさらに細分化されるので気持ち悪さは倍増ですよね。

もしくはTVのスピーカーではその感覚を再現することができなかった、ということかも?

それにしても第4話、5話のオケシーンは見ごたえがありましたね。
これぞ映像化の醍醐味!というところで、スタッフも面目躍如でしょう。
エキストラをホールいっぱいにしっかり集めたり、夢色クラシック・佐久間にミッチーを持ってきたりと芸も細かい!!

原作ファンとTVドラマ版ファンの両方の支持をしっかりと勝ち得ているあたり、前作の「サプリ」とは雲泥の違いですね(^^;

次週からは「ライジング☆スター編」に入りそうな気配。
引き続き楽しみですね。


『だめんず・うぉーかー』

藤原紀香主演のこのドラマ、「いまさらなにを」と否定的な目で見始めたんですが、これが結構見れる!
ダメ男にひっかかっては痛い目を見る女たち。その怒りを本人に代わって炸裂させる人情OL(秘書)が藤原の役どころ。

30代に入って若いころのイヤミな感じが薄れ、人情味が出てきましたね。
「水戸黄門」よろしく、毎回定番の「全力ビンタ」が火を噴くところが最大の見所。

「結婚できない男」ほどの描きこみこそないものの、日本人が大好きな「浪花節」を楽しみたい方はぜひお試しあれ!

対照的に、おなじテレ朝系列で気持ち悪くて見てられないのが『リリーさんのおまめ』。ベッキー、きんもー(爆)もう絶対見ない。



その他でひとこと。
☆ 日本対サウジ戦→ トゥーリオとオシムに笑かしていただきました!?
☆ 小笠原道大→ なんだかんだいって残留してほしい!
☆ 津波警報と「14歳の花嫁」→ ここんとこ話重すぎ。つらかったからワンブレイク!
☆ カップヌードルMISO→ まあ、一度は喰っときますか。
☆ 「たったひとつの恋」は明日にでも書こうかな。







『鉄板少女!アカネ』

『ALWEYS 3丁目の夕陽』『ノブタをプロデュース』でブレイクし、『クロサギ』でちょっとこけた堀北真希主演。
日曜劇場としては最年少主演記録らしいですね。

全体にコテコテのコメディっぽいつくりではありますが、「食」のあり方を考えさせる構成で、なかなかあなどれません(笑)

コミカルな部分はカット割がやや雑で、テンポが悪いので見ていてつんのめりそうになりますが、それを補う魅力が「食のバトル」部分に含まれています。

鉄板焼きの実演シーンはまさにマンガ。『ゲームセンター嵐』の「炎のコマ」みたいなバカバカしさですが、堀北真希が一生懸命なので、笑って許せるかな。

今回の話は北海道の食材を使ったバトル。
カニとジャガイモがテーマとして設定されますが、アカネのカニが謎の男に食われてしまうハプニング!(実は意図的なものですが)
苦肉の策としてジャガイモ料理でカニに対抗するアカネですが、勝負には敗れてしまいます。

ジャガイモを嘲笑う敵役のお嬢様に対し、
「ジャガイモを笑うな!ジャガイモがカニに負けたんじゃない!私の技が及ばなかっただけだ」と叫びます。

アカネの料理とこの言葉に、ひとりのジャガイモ農家が情熱とプライドを取り戻すという結末。

これがなかなかイイ。思ったよりもイイ。
食をめぐっての「バトル」「うんちく」「人間ドラマ」という仕立ては『美味しんぼ』を始めとする数々のマンガが築き上げてきた優良コンテンツではありますが、堀北真希、塚本高史、陣内孝則といったキャスト陣が人間味あふれる演技でレベルを押し上げています。

強いていうなら日曜9時からという時間設定がもったいないかな?
視聴者の平均年齢が上がってジリ貧気味の日曜劇場、人気復活ののろしをあげられるかどうか?
ダークホースとして注目です!

『たったひとつの恋』第3話
(日テレ系 10月28日(土)21時~)

前回に比べれば、今回のほうが「セリフ廻し」の違和感が少なくなったように感じます。
北川脚本と俳優さんたちがシンクロし始めたというか、演出陣が間合いをつかんできたと言うか、いずれにしても安心して見られるお膳立ては整いつつあります。

今回のポイントは2つ。

ひとつは工場を守るために必死なヒロトの姿。
ヒロトにとっては色恋うんぬんよりも大事な最優先のものであることが描かれています。
このあたりは後々、ヒロトの中の大きなジレンマとしてクローズアップされることになりそうです。

2つ目は、主役2人の電話でのやりとりシーン。
近年のドラマにしては珍しく細やかで、リアル。
ともすれば「用件のみ」になりがちなイマドキの電話でのやりとりを「電話すること自体が目的」という扱いで立てています。
単刀直入で素直に自分の気持ちをぶつけるナオと、相手を傷つけることを嫌って受身になりがちなヒロトが対照的です。

一方で、伏線としてナオがかつて病弱だったような話もでてきました(^^;この辺は一体どう絡んでくるのか・・・・・・?

第3話全体を通しての印象、というか雰囲気としては「タイタニック」を思い出しましたね。
いい感じのシーンでアイリッシュな曲がかかるのでそう思ったのでしょうが、ローズとジャックが運命という名の大波に飲み込まれていく「嵐の前の静けさ感」に近いものを感じました。
あれ?
・・・・・・ってことはやっぱり「悲恋」なの?
ヒロトの工場、潰れちゃうの?
ナオは病気で死んじゃうの?

うー、そうだったら見ててツライね!



『のだめカンタービレ』第2話
(フジ系 10月23日(月)21時~)

原作のテイストを守りつつ、音楽表現をつきつめていこう。回を重ねるにつれてそんなコンセプトが浮き彫りになってくるドラマになりそうです。

エンドロールをみていたら、音楽監修で「茂木大輔」氏のネームを確認しました。
若手指揮者・オーボエ奏者としてご活躍のようで、「のだめカンタービレコンサート」も開催されているらしい。「本職」の人が本腰をいれて、「音の再現」に取り組んでいるのはドラマの世界の中でもそうそうあることではないでしょう。
この「R☆S」編がヒットした暁には、シリーズ化を始め、さまざまなコラボレーション効果でクラシックの世界自体が大きく変化し始めるかもしれません。

エンドロールには大御所・服部隆之氏の名前もあり、「本格クラシックバカドラマ」として金字塔を達成する可能性もあります。

主要登場人物にも指揮法など、マジレッスンが続いているそうで、そんなところも見所のひとつ。
各地のオーケストラに飛び火して、さらに盛り上がるとたのしいなあ。
次週、楽しみですね。


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